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物流2024年問題は解決できる!?荷主(梱包現場)が取り組みたいこと

2024.10.04

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物流2024年問題は解決できる!?荷主(梱包現場)が取り組みたいこと

物流 2024年問題

2024年4月に施行された働き方改革関連法により、トラックドライバーの労働時間が大幅に制限される「物流2024年問題」は、輸送能力の低下や物流コストの増加など、荷主にとっても深刻な影響を及ぼす可能性も懸念されています。
荷主が取るべき対策として、効率化や共同配送、デジタル技術の導入が急務です。

本記事では、物流2024年問題の特徴や背景にあるもの、荷主への影響、荷主が取り組みたい対策についてご紹介します。

物流2024年問題とは

「物流2024年問題」とは、日本の物流業界が2024年に直面する大きな変革と、それに伴う課題を指します。これは、2024年4月に施行された「働き方改革関連法」の一部である「時間外労働の上限規制」が、トラックドライバーなどの物流業務に大きな影響を与えるためです。具体的には、長時間労働が制限されることで、ドライバーの労働時間が短縮され、結果として輸送効率が低下する可能性があります。これにより、物流の遅延や価格の上昇、労働力不足などが懸念されています。

物流は、日本経済にとって欠かせないインフラであり、2024年問題はその基盤を揺るがす可能性を秘めています。企業や消費者にとっては、これまで当たり前だった迅速で安価な配送が難しくなるかもしれません。

物流2024年問題の背景にあるもの

物流2024年問題の背景には、長年にわたるトラックドライバーの過酷な労働環境があります。労働時間が長く、ドライバーの過労が社会問題化しているため、政府は「働き方改革関連法」で働き手の健康と労働環境の改善を目指しました。しかし、ドライバー不足や物流ニーズの高まりが続く中、労働時間の制限によって物流業界全体に混乱をもたらす恐れがあります。

物流2024年問題による荷主への影響

物流2024年問題は、荷主にも大きな影響を及ぼします。トラック運転手の労働時間制限により、輸送可能な距離や時間が短縮され、荷物の配送がこれまで通りに進まなくなる可能性があります。その結果、輸送コストの上昇や配送の遅延が発生し、特にスケジュールに厳密な業界や、季節に応じた商品の取り扱いを行う企業に影響があるでしょう。

また、物流コストの増加は、最終的に商品価格にも反映される可能性があり、消費者への価格転嫁が避けられない状況が予測されます。さらに、配送業者の人手不足が進むことで、配送を確保するための競争が激化し、安定した物流の確保が困難になる恐れもあります。

物流2024年問題に対して荷主が取り組みたい対策

ここでは、物流2024年問題に対して荷主はどのようなことに取り組んでいけばよいか紹介していきます。

対策1. パレットを使用する

パレットを使用することで、効率的な荷役作業が可能となり、トラックへの積み込みや積み下ろし時間を短縮できます。これにより、運転手の待機時間を減らし、労働時間の制限に対応しやすくなります。また、パレットによる積載効率の向上により、トラック1台あたりの輸送量が増え、輸送回数を減らすことが可能になります。荷主としては、パレット標準化を進めることで物流全体の効率化が期待できます。

ネクサスエアーでは、軽量物から重量物までハンドパレットを各種ご用意しておりますので、是非お問い合わせください。
関連ページ:ネクサスエアー「梱包資材・物流機器

対策2. 自動梱包機を導入する

自動梱包機を導入することで、出荷作業のスピードを向上させることができます。特に、手作業で行っていた梱包作業を自動化することで、出荷準備の時間を短縮し、トラックドライバーが効率的に配送を行うためのスムーズな物流フローを確保することが可能です。これにより、ドライバーの拘束時間を削減し、労働時間制限に対する対策となります。

ネクサスエアーでは、自動梱包機を提供しております。
また、自動梱包ラインの設計・提案についてのご相談についても、お気軽にお問い合わせください。
関連ページ:ネクサスエアー「自動梱包機

対策3. 共同配送の推進

複数の荷主が協力して共同配送を行うことで、トラックの稼働率を最大化し、効率的な輸送を実現できます。各荷主が別々にトラックを手配するよりも、共同配送を行うことで、1台のトラックに複数の荷物を載せることができ、輸送回数を減らせます。これにより、配送コストの削減だけでなく、トラックの運行時間を最適化することで、運転手の労働時間制限に対応することが可能です。

対策4. 配送スケジュールの柔軟化

従来の配送スケジュールでは、特定の時間帯に集中した配送が求められていましたが、2024年以降は柔軟な配送スケジュールの導入が求められています。荷主としては、配送のタイミングを分散させたり、夜間や早朝の配送にも対応できるようなシステムを検討することが重要です。これにより、トラックの稼働時間をより効果的に管理し、運転手の労働時間の制限を考慮しつつ、効率的な配送を行うことができます。

対策5. デジタル化とサプライチェーンの効率化

デジタル技術を活用して物流プロセス全体を効率化することも、重要な対策です。例えば、配送状況をリアルタイムで追跡できるシステムの導入や、在庫管理の最適化を図ることで、無駄な輸送を減らし、効率的な配送ルートの設定が可能になります。また、サプライチェーン全体をデジタル化することで、各プロセス間の連携を強化し、物流の滞りを減らすことができます。これにより、限られたトラックドライバーの労働時間を最大限に活用し、物流業務の全体的な効率向上が期待されます。

物流2024年問題に当事者意識を持ちましょう

物流2024年問題は、過酷な労働環境の改善を目的とした法改正がありますが、ドライバー不足や物流需要の増加により、業界全体に影響が出ています。
また荷主は、輸送コストの上昇や配送遅延の影響を受けるため、パレット使用や自動梱包機の導入、共同配送の推進などの効率化対策が求められます。加えてデジタル化やサプライチェーンの改善も重要な対策といえるでしょう。

ネクサスエアーでは、物流2024年問題の対策にも有効な「ハンドパレット」「自動梱包機」の提供をしております。
物流コストに課題を感じている方は、ぜひ一度ご相談ください。

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